ゆるSEの日常

介護士から社内SEとして勤務する、30代社会人の日常

苦しいストレッサーを断ち切る為の状況整理法(2)

前回までの記事で、

ストレッサーを断ち切る為の状況整理法プロセスの

1番目、”ストレッサーを知る”をお伝えしました。

 

phychology-wel.hatenablog.com

 

今回の記事では、

⒉なぜそれがストレスなのか

ストレッサーの原因(そのストレスがそもそも原因となった理由)を探る

 についてお伝えしていきたいと思います。

 

 

今回は2のプロセスから説明いたします。

2のプロセスは、1で探ったストレス原因が本当にストレス原因なのか

を確認するプロセスになってきます。

 

例えば、1で見出したストレスの予測にしても、

もしかしたらこれが原因じゃないかと予測したことでも

事実とは反していたり、

その中でも対象となる相手が全く違ったことを思っていたり

といった矛盾はよくあります。

 

そう、決まった教科を勉強していた学生時代とは違い、

社会人とは答えのない時期でもあります。

 

それでは、2でどうやって1での予測を確定させるのか。

その手順について説明していきます。

具体的なプロセスは

1.時系列順に整理する

⒉場所ごとに整理する

⒊(解明したいストレッサーが対人関係だった場合)

それが違う状況だったら同じようなストレスは起こるのか、

その中でも他の人だったらどう思うのか。

 を考える。

となります。

 

もしかしたら、

これらは説明しなくても

直感でおわかりいただけるかもしれません。

 

同じようなストレスが起こった時でも

それはTPO(時間・場所・状況)によって度合いは違いますよ、

ということになります。

それを抜け目なく、時間と場所を時系列と場所ごと

状況も箇条書きにしてみて俯瞰しましょう!

 

また、注意点としては

基本的にストレス状況は、母体が時系列・場所→状況の順に変化をしていきます。

例えば、例えば空腹であるというストレスがあった場合、ダイニングにいてもご自身の部屋にいても空腹のことは変わりありませんが、時間ごとにストレス度合は変わりますし、

もし湿気が気になるようなのであれば、場所によってストレッサーの強度は変わると思います。

その為、

1番〜3番に至る過程を

しっかり守って思い出したり、考えたりしないと

正確な回答には辿りつかないかもしれません。

 

また、3(人間関係がストレスであった場合)のコツとしましては、

そのストレッサーとなる相手をより多くの性格を持つ別の相手を想定して列挙していきましょう。

例えば、傲慢で図々しくご自身のパーソナルスペース(個人の身体的・精神的距離感に入り込んでくる領域)に入ってくる相手が苦手なあまり

ストレスを感じいた場合、職場でその反対の性格となる穏やかで丁寧で距離感をうまくとってコミュニケーションをとれるタイプの方(できれば実際に関わっている方)をイメージしてみましょう。

もし後者の人物の方が圧倒的に好きだった場合、前者との好き嫌いの差が大きいほど

そのストレッサーでストレスを感じる度合いが高いということですので、

今すぐこのテクニックの次のプロセスに行って

根本から解決する必要があります。

 

それがもし、あまり変わらないのであれば

前者の性格がストレスになっていないと客観的に把握することができるので、

他のストレス要因がないのか確認してみる必要がありますね。

このように、人は案外自分のストレッサーによるストレスが本物か(実はあまりストレス要因でないが、他のストレスが大きいあまり混乱してしまっていることが多い)

どうかをうまく見極めることができていませんが、反対にある状況を加味することで人は冷静に自己分析することができます。

 

と言っても、これらのプロセスを実践してもあまり実感がわかなかったり

我慢して”それはストレスではない”と無理をしてしまうこともあると思います。

しかしそれならば、これら1〜3のプロセスを

数値化してみるとよりストレスの度合いが可視化できると思います。

ストレスレベルを1〜10とおき

1〜3 今から3ヶ月は平然と耐えられる

4〜6  今から1、2ヶ月なら耐えられるけど、それ以降には状況を変えていきたい。

7〜10 毎日の生活がそのストレスで苦しい

と程度を定義します。

 

3という数字を設けたのは、3という数字が人の判断をするのにちょうど良い数字だからです。

一ヶ月ごとに状況を判断するチェックがあったとしたら、

それが3回あるので、余裕を持ってストレスレベルを確認づきますから。

 

それが1〜3のストレスレベルであったらまだ状況をみつつ

ストレッサーを探る方向で良いと思います。

ただ、ストレッサーの度合いが大きくなる可能性があるので

焦らずとも着実にその要因や解決方法を考えましょう。

 

4〜6であったなら

そのストレッサーをあなたは大きく重荷に感じているはずです。

その後も月ごとにこにチェック項目でストレス度合いを確認し、

もしプロセス3でお伝えするストレス解決法でも

なかなか解決できなければ

ご自身の環境を思い切り変えてしまうことを視野に入れてください。

例えば、転職や人間関係などですね。

 

10であったなら

あなたは一足も早く状況が異なる場所に移動しなくてはなりません。

もしそれが不可能であったなら、あなたの根本的な価値観を直していかないと

今後の生活に伴って精神病にかかってしまうかもしれません。

 

また、これらの数値によって各ストレス要因におけるストレス度合いを

数値化させることができます。

大きいストレス要因から下部のストレス要因をより強く誘発してしまう場合もある為

大きなストレス要因から解決していくのがおすすめですよ!

中核となるストレスが消失すれば、

いくつかあったストレッサーがぱたんと消えてしまうこともあるかもしれないです。

 

次回は

ストレッサーを断ち切る為の状況整理法プロセス

⒊ストレッサーの原因を解決する根本的な解決策を複数ピックアップする

 についての解説をし、

見えてきたストレス像の根本的解決をしていく

最終ステップに突入します。

 

 

 

 

 

今回も記事を読んでいただきありがとうございます。

今後とも、

社会人の皆様が働きやすい環境を作るためのノウハウを発信するよう努めてまいります。