ゆるSEの日常

介護士から社内SEとして勤務する、30代社会人の日常

苦しいストレッサーを断ち切る為の状況整理法(1)

みなさん、それぞれの理由でストレスって感じるものだと思います。

 

・頑張っているのに報われない、またはミスをしてしまい叱られてしまった

・逆に、何度も同じことを伝えているのに後輩がミスを繰り返してしまう

・書類を書くのが面倒だ

 

など、社会人には多くのストレスがつきものです。

このストレスの原因のことを心理学ではストレッサーと呼び、

世の中には多くのストレス解消法があるものの

このストレッサーというストレスの根源を絶つことができなければ

きっと同じようなことでストレスが溜めるループが起きてしまいますよね。

これではキリがないです。

 

そのため今回は、このストレッサーを絶つ基本的な考え方、具体的な方法について

お伝えできればなと思います。

 

まず、このストレッサーを絶ち切る手順は以下のようになります。

⒈ストレッサーを知る

⒉なぜそれがストレスなのか、

ストレッサーの原因(そのストレスがそもそも原因となった理由)を探る

⒊ストレッサーの原因を解決する根本的な解決策を複数ピックアップする

 

 

まず、1からの説明になります。(1が最も重要です)

復習をかねますと、”ストレッサーを知る”とは、

つまり自分自身が感じているストレスの原因をつかむことになります。

でもそのストレッサー、そもそもどうしてあなたは感じるのでしょうか?

それは全く同じ状況があったとするなら他の方も同じように感じるものなのか、

もう一度考えてみてください。

 

つまりどういうことかというと、あなたが感じているストレスは他の人にとって感じづらいものなのかもしれないという可能性を探るのです。

 

例えば、職場にちょっとした書類の不備や業務上のプロセスに敏感で、

他の職員を叱っている職員(わかりやすくいうとA型肌の人)がいたとして、

あなたはその職員に日々お叱りを受けて、毎日ストレスを感じているとします。

いくら教育とはいえ、

その職員からの指摘によって、あなたの社内の評判はどんどん悪くなるかもしれませんし、

そうなると、あなたにとって都合が悪いですよね。

でも、よくよく周囲をみてみると、あなたが説教好きな性格とみえていたその職員は、

もしかしたら他の職員にはあまり教育はしていないかもしれません。

そうなると、なんで私だけ?と思ってしまうかもしれませんが

そもそもその職員がなぜ細々としたことを注意するのかを考えてみてください。

 

もしかしたら、あなたのミスによって更に業務が複雑になってしまい

あなたに一気に責任がかかることから細かい指摘をすることで

守ってあげようとしているのかもしれませんね。

そうすると、あなたのストレッサーはその職員が社内に存在していることではなく、

あなた自身がミスを犯しやすい傾向にあることなのかもしれません。

 

また、その職員の行動の理由がわからずに、

ストレッサーがその職員が社内に存在していることだと定義してしまうと、

そのストレスの解決法(コーピング)がパワハラを解決することが妥当になったりと

その後のプロセスが全く異なりますので、

このストレスの原因はなんなのか、といったことは今後の一歩、二歩先のことも考えて慎重に決めていきましょう!

 

また、多くの人にも同じようなご指摘をされている場合、

自分のストレス耐性が低いという状況がストレッサー(ストレス原因)なのかもしれませんね。さらになぜストレス耐性が低いのかということを深掘りしてみると、食生活や睡眠などの生活バランスが崩れてきたり、知人との喧嘩であったりと多くの要因について列挙できるはずです。

 

ストレッサーを絶つ為のプロセス(手順1)をまとめますと、

ストレッサーとして思い当たることを全て列挙する。

この際、次のステップにて見渡していけるようにできればメモやノートなどに

予測を書き込んでいくと良いと思います。

手順2では、1であげた予測の正当性を検証しますので、

手順1ではあくまでストレッサーの予測をするだけで大丈夫です。

 

なお、ストレッサーは個人的な感覚によるものと、他者など自分自身では直接コントロールできないものの2つに大別されると思いますが、この2つの軸を元にストレッサーの予測をしていくと原因の分析から解決の方法までの全プロセスを追っていきやすいでしょう。

 

 

 

この深掘りのテクニックについては

ストレッサー断ち切るプロセスの中の手順2で紹介しますので、

続きを楽しみに待っていてください!!

 

 今回も記事を読んでいただきありがとうございます。

今後とも、

社会人の皆様が働きやすい環境を作るためのノウハウを発信するよう努めてまいります。