ゆるSEの日常

介護士から社内SEとして勤務する、30代社会人の日常

音読勉強法(2)

今回は、前回紹介した介護福祉士勉強法の2つ目のメソッド、

”音読勉強法”の説明の続きとなります。

phychology-wel.hatenablog.com

 

過去に”エピソード記憶勉強法”という自分の経験した情報を記憶と結びつける勉強法を紹介させていただきましたが、今回はその”エピソード記憶勉強法”と”音読勉強法”を結びつける画期的な勉強法についてお話しさせていただきます。

 

この2つの勉強法を組み合わせるメリットと致しましては、

エピソード記憶を用いることで活きた情報を取り扱うことができる(記憶しやすい情報を使える)→さらに、その記憶しやすい情報を音読をして五感をフル活用でインプットすることで記憶しやすい情報を徹底的に記憶していく。

といったものになります。

これだけお読みいただいたあとでも、

大きく効果の期待できる勉強法であることがご理解していただけるはずです!!

 

 

では、この勉強法の具体的な流れについて箇条書きいたします。

1.テキストを予め理解して読んでおく。

2.内容と自分自身の経験則と一致する情報をノート(ルーズリーフでも可)に箇条書きする。

3.2の情報の根拠やその背景となる情報を箇条書きで各項目の横にまとめておく。

⒋ まとめた情報をひたすら声に出して音読する。

以下の4つになります。

 

 

ここでまとめの文章と情報の根拠や背景を箇条書きで書くのは、

単純に文章量が少なくなり、書く際も音読する際も圧倒的に負担が減るからです。

 

もちろんいくら音読をしたといっても一度で記憶することは困難かと思われますので、

繰り返してこの方法を実施する必要があります。

その際にもしも文章量が多すぎたら、口も疲れてしまいますし、同じ勉強時間が与られたとしても同じ情報を何度も周回できます。

その為、箇条書きは非常にコスパの良いまとめ方になるのだと思います。

ぜひ、1度の学習で箇条書きの内容を3周音読してみてください。

これだけで記憶の定着率は、以前の方法と比べて底上げされたのではないでしょうか?

 

 

しかし、音読勉強法で頭にいれた内容も長期期間で時間をおきながら

復習しないと、長期的な記憶はできません。

2日や3日は記憶が維持できてるかもしれませんが、

何週間もすると自然と忘れてしまうものだと思います。

そこで大切になってくるのが、”エビングハウス忘却曲線”という概念です。

一般的な人の記憶力は以下のようなものだと言われています。

 

人が何かを学んだ時、

  • 20分後には42%忘れる
  • 1時間後には56%忘れる
  • 9時間後には64%忘れる
  • 1日後には67%忘れる
  • 2日後には72%忘れる
  • 6日後には75%忘れる
  • 31日後には79%忘れる

ということが分かります。

エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミング | 留こみ!

 

 

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エビングハウス忘却曲線

つまり、人間の記憶の定着率(忘却している割合)は

上記の図のようになります。

 また、引用したサイトでは以下のようにも説明されています。

まず、学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻ります。そして、ここからが素晴らしいのですが、次回の復習は1週間以内に、たった5分すれば記憶がよみがえるのです。そして、次は1か月以内に2~4分復習すれば、また記憶は復活するのです。

これってすごくないですか?タイミングさえ間違えなければ、最大でもたったの19分の復習で1か月後も学んだことを忘れずにいられるんです。

学生であれば、授業後1日以内、1週間以内、1か月以内に復習すれば、中間テストや期末テストの時にほとんど情報を覚えていられるんです。

 

 

ご紹介されている通り、この忘却曲線という概念はすばらしいと思います!!

これを学習に使わない手はないですね。

ぜひ1日以内、1週間以内、1ヶ月以内に

上記でとりあげたエピソード記憶を音読する勉強法を繰り返して実施してみてください。

メソッドも復習するタイミングも意識するか否かで

雲泥の開きが出てくるはずでしょう!!

 

 

今日も本ブログ記事をお読みいただき、

誠にありがとうございます。

今後も皆様が最短で合格できる勉強法についてお伝えしていこうと思います!