音読勉強法(1)
前回まで、介護福祉士取得のメリットやその勉強法が3つあること、
また、その3つある勉強法中の1つ目、エピソード記憶勉強法についてお話ししました。
今回は勉強法の2つ目、音読勉強法について説明していきたいと思います。
ところで皆さん、読書をしようと思ったり新聞を読む際にどのような方法で読まれますか?
つまり、声に出して読んでいますか?
ほとんどの方は声には出さず(つまり黙読)、
活字を読まれていると思います。
しかし、騙されたと思って
一度声に出してテキストを読んでみてください。
きっと、黙読時よりも理解力も記憶力も高まっているはずです。
きっと皆さんも小学生の頃に国語の授業などで
席順に教科書を音読されたことがあると思いますが、
その時のタイトルやざっくりした内容を改めて聞かされたら
「あー確かにそんな内容だったね」と思い出すのではないでしょうか。
それがもし個人の黙読の方法で授業が実施されていれば、
脳内からは完全に消えていたかもしれません。
それはなぜなのか。
黙読は音読よりも多くの感覚を使うことで脳を活性化させながら
情報処理を行うことが可能だからです。
つまり、
音読をして文章を読み上げる過程では脳内では高速で
以下の情報処理が行われています。
テキストの情報を視覚的に処理する→視覚で理解する
→声に出して読み上げる→口の動きで理解する
→読み上げた情報を耳で聞き取る→聴覚情報で理解する
これで理解力や記憶力が高まる理由が説明できますね!!
実際に脳科学的にも
この音読と脳や学習効率との関連性は認められています。
「脳トレ」で有名になった東北大学の脳科学者、川島隆太教授によると、
音読が脳を活性化されるメカニズムを以下のように説明されています。
(この方は、音読をした時の方が、複雑なことを考えている時の脳よりも桁違いに脳血流が上がっていることを現代の血流動態反応を測定する最新機器、fMRIで実証されている誠に偉大な方でございます。)
「脳トレ」で有名な、脳機能開発を専門にする川島隆太教授(東北大学加齢医学研究所)によると、音読中は、脳の前頭葉に含まれる「前頭前野」という場所が活性化することでアイディアが浮かびやすくなるほか、音読しない場合に比べて音読後の記憶力や空間認知力が20~30%も増加するのだそうです。
これを実際の勉強に活かさない手ははいと思います。
ただテキストを読み上げるだけでも十分効果はあるのですが、
更に他のメソッドと結びつけて学習効率を底上げしていく方法について
紹介していきます。
次回は、この音読勉強法を前回紹介した”エピソード記憶勉強法”
と結びつけた画期的なノウハウをご紹介しますので、
ぜひ楽しみにしていてください!!
今日も本ブログ記事をお読みいただき、
誠にありがとうございます。
今後も皆様が最短で合格できる勉強法についてお伝えしていこうと思います!