エピソード記憶勉強法(2)
介護福祉士に合格するための勉強方法について知りたく、
この記事から読み始めてくれた方もいらっしゃるかと思います。
前回の記事を参照にしてください。
では、前回の記事の続きです。
今回はエピソード記憶勉強法の具体的な方法についてお伝えしていきます。
前半は前回の記事の復習を少し兼ねようと思います。
では、早速このブログお得意の質問です!笑
介護福祉士合格を志す皆様は、
介護現場にはじめて着手した新人時代、仕事を覚えることは得意でしたか?
中には、「一回で覚えて」という厳しい先輩方もいるかと思いますが(現場あるある)
実は、現在スキルが発達したそんな先輩方にもはじめは中々仕事が覚えられずに苦戦し、
先輩方の先輩に叱られてしまったという方は多いはずです。
(現場では絶対言えない・・)
それはなぜかというと、
子供時代は漢字をひたすら書きまくって覚えた方も多いのかと思いますが、
大人は経験をしていないこと(意味記憶)を記憶することが苦手で、
逆に既に経験したこと(エピソード記憶)は得意とするからです。
それは脳科学的に実証されている事実でもあります。
逆に言うと、介護の業務には家事と似ている業務や、コミュニケーション能力が活かされる要素がありますので、今まで家事に従事してきた主婦の方や女性ならではの人間関係の中で生きられた方(一般的に女性の人間関係は厳しいといわれる節がありますので、こうした表現しか浮かびません。女性の皆様ごめんなさい笑)にとって、
それらの経験を仕事の中で容易に記憶して活かしていくことが得意かもしれないですね!
既に仕事を覚えた先輩方が「一回で覚えて」と仰るのもこの理論で説明できます。
なぜなら、既に多くの経験を積まれた先輩方なので、
経験0の新人職員よりも記憶の定着がよく、そんな自分と新人を比較することでそのような発言をしてしまうからです。(科学的にやむをえない事実なのかもしれませんが、教育の仕方としては良くないとは思います・・)
そして上記を踏まえますと、
エピソード記憶法のやり方が自然に見えてくるかと思います。
この理論に関しては様々な活かし方があると思いますが、
なかでも効果的な勉強方法について、ここで伝えていこうと思います。
具体的な内容は、
1. テキストで学ぶ内容を読んだ直後に、ご自身の経験と紐づける
2.実際に現場で働きながら、テキストで学んだ内容をアウトプットする
上記二つになります。
今回は、1について説明します。
例えば、介護福祉士の勉強で取り扱う方法として
食事介助の際は食介を行うご利用者様がしっかりと嚥下(食べ物を飲みこと)
したのを確認した後に新しい一口分を口に運ばなくてはいけない、
といった知識があります。
その理由は、利用者様が食べ物を喉に詰まらせない為だとテキストに記載があったとします。
それをテキストで読んだ時、
自分が実際に現場でやっている風景をイメージしてみましょう!
もし「OJTの先生からこのように伝えられて、実際にやってることだ!」
と考えられたなら、あとはその理由をテキストで読んで理解しましょう。
記憶の手順としては、以下になります。
・自分が実際行っている業務をイメージ
↓
・テキストとの比較
・その行動の根拠についてしっかり読み込む(もし書いてなければネットや参考書で調べる)
↓
「なるほどね、だからこの行動を自分はしていたわけか」
と理解する。
はい、気づいた方もいるかもしれませんが
この理解という手順を踏んだ事態で
自分の頭で確実に理解して記憶することができているのです。
この、過去の経験を活かした方法だとちょっとしたことでは
忘れることもありませんよね!
また、自分がテキストに書かれている方法で食事介助してないよという方は、
素直に自分の行動を受け止めて
「ああ、自分はこんな食事介助をしていたけど、こういう理由(嚥下しないと詰まらせてしまう)でいけなかったのか。じゃあ今後はテキストで学んだ内容を実践してみよう」
と、今度は学んだ知識を踏まえた介助の方法をありありとイメージしてから
記憶してください。
こちらもご自身の経験を存分に活かした記憶方法になりますし、
しっかりと脳科学に基づいた記憶の定着が可能かと思います。
次回は、
2.実際に現場で働きながら、テキストで学んだ内容をアウトプットする
について説明していきます。
今日も本ブログ記事をお読みいただき、
誠にありがとうございます。
今後も皆様が最短で合格できる勉強法についてお伝えしていこうと思います!