介護職は、経済的に安定した職業
介護職の3Kの中に、”給料が安い”のKがあります。
少ない給料だと
・結婚生活ができない
・がんや脳卒中など、もしもの病気になった時の対応ができない
・生活するだけで精一杯
などのデメリットがありますよね!!
だけど、私は介護職が特別に給料の低い職業だと感じることはありません。
介護職は給与水準は低いと言われていますが、
内部事情を深掘りするにつれて
そうとは思えない事実が浮き彫りになっていくのです。
そもそも
日本の全産業の平均年収が426万円です。
それに対して介護職の平均給与は年収約376万円と言われています。
しかし、そこから更にデータを分析すると
全職業の平均給与はリーダー職を除く給与から換算されているのです。
その為、全職業のリーダー職を除く平均年収を、リーダーとの平均月収の乖離が5万円、
年に換算すると60万円引かれると換算すると、推定年収が426-60=366万円。
これを介護職の平均年収と比較すると、忖度ないと思いませんか?
しかも、この数値は2019年10月に消費税引き上げと共に
全産業の年収約440万円に引き上げる新処遇加算制度が立てられたのですが
それ以前の数字になります。
つまり、その加算を除いた年収ベースになります。
おいしいことに、
勤続10年の介護職員や、それに近しいスキルや経験のある介護福祉士の方なら
相応のお給料を手にしているものです。
自分はこの376万円(以上)があれば、一人暮らしをする為には充分だと思います。
食費も自炊をベースとしつつ、高級店でなければそれなりに外食をすることができますし、
国内旅行も普通に楽しめ、ライブなどのイベントにも参戦できる水準です。
(実際自分も、コロナが流行する前は年に5回ほど国内旅行を楽しみ、更に毎月貯金もしていました。さらに、もしもの時の為に生命保険にも加入しています。ここから生活コストを下げていけば、結婚生活もじゅうぶん可能だと思います)
それに、年収が高くなると、人って生活のレベルを上げてしまいがちなんです。
いくら節約しようと心がけていても周りにいる他の同僚との関係や比較は避けられませんし、
一般的に年収が高い分ストレスレベルも高くなる為、
その解消の為に多くの金額を使ってしまうものです。
人の心ってけっこう脆いものなので、
そこそこの給与を稼いで自己管理ができる生き方をした方が
圧倒的にコスパが良いかと思います。
(もちろん人にもよりますが、大多数の高年収の方は不幸なことにも年収が下がってしまった時に、元の生活水準に合わせにくくなるという検証も読んだことがあります)
この記事で一番にいいたいのは
・介護職が全産業と比べても悲観するような年収ではないこと
・介護職になればお金持ちとはいえなくても、最低限の生活やプライベートを楽しむ費用を充分に稼ぐことができる
・コストをお互い相談することで結婚生活も諦めないで欲しいこと
です。
それでもまだ、全産業との比較をしても
年収のベースは明らかに低いのでやっていけないよ!と不満の声も続きそうです。
確かに一人暮らしをしていくためには充分な金額ではありながら、
結婚をして家族を養っていくにあたっては妥当な金額とは言えないかもしれません。
子供を22歳まで養っていく為には、平均1640万円必要と言われていますし、
それに加えて伴侶と自分自身の生活費を稼いでいかなければいけません。
それなら、
・介護職のなかでキャリアを上げていく
・副業をする
といった行動をとっていけば良いのです!
この2つを紹介すると全文が長くなってしまうので、
また後日に深掘りしていきます。
本記事におきましては、
有料老人ホームに5年間勤務する管理人の実体験や福祉大学時代の友人との
情報交換を主な参照にしています。
その為、全ての情報及びアドバイスが適用になるとは限りませんが、
ぜひ読者の皆様が今後のキャリアを考える上での参考になればと思います。
今回も記事を読んでいただきありがとうございました!